天使のゆりかごについて(使用についてのお願い)

2020年10月26日

~「天使のゆりかご」使用についてのお願い~

現在、死産をされた方すべてに対して「天使のゆりかご」の提供をされている、
または提案をされているかとおもいます。

新型コロナウイルスの影響で当会も「天使のゆりかご」を作る講座が今年1月を
最後に行えておりません。

今後も再開の目途は立っておらず、在庫と足りないものは急ぎでボランティアさんに
作っていただく状況が続いております。
この活動を初めて5年経ち当初から考えておりました
「人工死産(自己都合)の方への対応」
を現状を考えた上で辞めさせていただくことといたしました。

人工死産(自己都合)の場合であればご自身の希望での死産ですので特にこうしたものを
事前に準備されることも可能ではないかと考えます。
(すでに他の病院では5月よりお断りをさせていただいております。)

自然死産、人工死産と対応が違い大変かと思いますが本来の「天使のゆりかご」を提供する
意味(望んでも大切な我が子を亡くしてしまった方に使ってほしい)、そして現在の状況を考え
ぜひご協力をよろしくお願いいたします。


本日、↑のような内容をある病院へお願いしました。(一部抜粋)

今年度から「人工死産(自己都合)」の方への天使のゆりかごの提供はお断りしておりましたが

こちらの病院で出されているということが分かり、改めての対応をお願いいたしました。

母体保護法第14条より

一 妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの

二 暴行若しくは脅迫によって又は抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの

1.の中の「経済的理由」によるものがとても多い現状、同じ方が何度も人工死産する現状

ずっと宮崎を見てきてこうした方に「天使のゆりかご」を出したくないという気持ち

でも赤ちゃんに罪はないからという気持ち、その葛藤(気持ち)にフタをしたままの5年でした。

今回、新型コロナウイルスのこともあり講座を開けないこと、そして何よりご自身の都合での

人工死産であるならば棺や肌着など用意することはできるだろう、最初で最後のわが子への

贈り物として準備してほしいと思いました。

元々、自然死産の方で「突然のことで準備ができない方のために」と始めた天使のゆりかごです。

自然死産の方でもご自身でできる限り準備される方もいらっしゃいます。

そうしたことを踏まえて「人工死産には出さない」と決めさせていただきました。

色々なご意見があるかとは思いますが、当事者団体が行う事業ですので「気持ち」を一番に

やっと本来の形に戻れるので正直ホッとしています。

お母さん(ご家族)で用意されたものが亡くなった赤ちゃんも一番喜ばれる(または良い)

と思うのでできる範囲でぜひ準備されてください。

自然死産と一部人工死産の方(母体の健康のため)で用意できない方は「天使のゆりかご」が

お役にたつのであればどうぞお使いください。
天使のゆりかごについて(使用についてのお願い)









Posted by ごえちゃん隊長 at 19:39 │Comments( 0 )
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