宮崎天使ママの会

私たちが天使のゆりかごの提供を初めて来月で２年

毎週のように注文が入ります。

明日も配達予定です。ここでこのゆりかごに対する私たちの想いを

お伝えしたいと思います。

最新の統計(平成２６年)では宮崎県内では死産数294胎

自然死産　１１７胎

人工死産　１７７胎となっています。

宮崎はまた人工死産率ワースト1です。

人工死産には赤ちゃんの病気、母体の保護のために行われるもの

そして自己都合によるものの大きく２つがあると考えられます。

自然死産そして人工死産は前者に関しては

「つらかったですね、最後のお見送りのためにぜひお使いください」

という気持ちで材料費のみいただいてお渡ししています。

市内の方に関しては小さな花束をつけてお渡ししてます(会のお金ではなく自腹)

お花をつけるのは、突然のことでもしかしたら棺にお花をいれてあげることが

できないかもしれない。。そんな私の思いからそうしています。

しかしながら、私たちのほうで把握はできませんが自己都合による人工死産の

方にも使われていることは確かだと思います。

もちろん病院は守秘義務がありますから教えてはくれませんが

出るサイズ、出る頻度を見るとなんとなく、なんとなくですがそう思ってしまいます。

それは約２年間、産婦人科にゆりかごをお届けした私の勘なのでハズレかもしれません。

本当は声を大にして言いたいのです。

「その赤ちゃんを本当に産み育てることはできませんか?」

そしてこのゆりかごは自己都合で人工死産をするあなたには使ってほしくない

でも、赤ちゃんには何の罪もない、だから私たちは何も言わず何も聞かず

こうしてゆりかごを出しているのですよ。と

さまざまな事情があることでしょう。でも私たちの提供する天使のゆりかごは

そのような方のためにボランティアさんが作ってくださっているのではないし

私も花束を持って時間を割いて病院に届けているわけではありません。

「使わないでほしい」とは言いません、しかし自己都合で人工死産をされる方

どうか「命の尊さ」「命の重み」キツイ言い方ですがそれを選んだご自身の

罪を一生背負って生きてほしいと思います。

そして私たちがどんな気持ちでこの取り組みを始めたか、

わかっていただけたらと思います。
  

6/18付の宮崎日日新聞に当会の小冊子の記事が大きく掲載され

たくさんのお問い合わせをいただきました。

3500部という部数を今回作成しまし余裕はありますが、必要な

方の元に届けることが一番ですので配布について制限をさせていただきます。

(配布対象)

・大切な子供さんを亡くされた方

・お知り合いに子供さんを亡くされた方がいて差し上げたい方

・学校などで教材として使いたい方(部数はご相談ください)

・病院

その他で欲しいと思われる方はご相談ください。ただし、ご希望に添えないことも

あることをご理解ください。

一般の方で興味を持ってくださった方まずは心より感謝申し上げます。

しかしながら、数に限りのある小冊子であることボランティア団体がいただいた助成金と

寄付金でやっと作った小冊子でありますので配布にはご理解をいただければと思います。

本日、県内すべての公立図書館に３冊ずつ寄贈させていだきました。

図書館の方に聞いていたただければ閲覧できると思いますのでどうかそちらをご利用ください。


  

久しぶりの更新ですが6/10に宮崎天使ママの会は１０周年を

迎えました。　代表がボーっとしているものですから過ぎていました(泣)

これまでの１０年は手探りで宮崎にグリーフケアを広めたいと仲間と

頑張ってきた１０年でした。まだ道半ばですが少しずつ病院や行政の

協力もいただけるようになってきました。

これからの１０年は今までの活動とともに新たな取り組みもはじめて

行きたいと思っています(まだ考えているだけです)

これからの１０年は宮崎でグリーフケアが確立するように

最終的には私たちが活動しなくても良くなる宮崎県を目指して

頑張っていきたいと思います。

大きな活動はしていない団体です。

でも必要だと思われる方にそっと寄り添える存在でありたいと思っています。

「細く長く続けていくこと」を目標に走ってきた１０年

これからの１０年も頑張っていきますので見守っていただけたら

ありがたいです。